「ドラァグクィーン」という言葉や映像は最近まで知りませんでしたが、台湾にルーツを持ち、ロンドン在住の若者がドラァグクィーンコンテストで1位となり、欧米のメディアで引っ張りだこだというニュースを見て、しかもその方が、私がルース先生と出会うきっかけを作ってくれた台北の有名な音楽評論家のお孫さんだと知って、俄然興味を持ちました。
あと4日で台湾総統の座を降りることになる蔡英文さんが、総統として素晴らしい8年間の歩みの締めくくりに相応しいイベントだったと感慨深く思いました。
思えば、9年前に蔡英文さんが総統選に出られる時に親しい応援者たちに配られた選挙公約を見ましたら、その第1条に「文化立国」、その続きには「情感豊かな国民を育てる」と書かれてありました。
台湾の自由と文化のレベルが8年前よりも引き上げられたのも、蔡さんが初志を貫かれたお陰だと思います。時期総統の頼清徳さんには蔡さんのポリシーを引き継いて、更に拡げて頂きたいです。