先日の勤労感謝の日での倉敷の大原本邸の紅葉コンサートは快晴適温の天気(昨年は12月で室温7度でした)に恵まれ、無事終了しました。
大原家の精神が宿っている場所で、大原れいこさんが京都で過ごされた少女時代に一生懸命練習されたベヒシュタインピアノで、れいこさんを偲ぶ演奏ができてありがたく思いました。
40年前に、テレビマン·ユニオンが台湾出身のバイオリニストチョー·リャン·リン(林昭亮)のドキュメンタリーを製作する時に、プロデューサーを務められた大原れいこさんと親交を深めて来た縁を感慨深く思い返しながら、大原家のベヒシュタイン·ピアノと共演しました。
当日の写真をご覧頂ければ嬉しいです。
そして、大原本邸にもいらしてみてください。
【関連情報】
【当日の様子】
れいこさんが幼少の時にこのベヒシュタインピアノで一生懸命練習したからこそ、その後のテレビマンユニオンのクラシック番組やドキュメンタリーの制作、そして長年続いたくらしきコンサートに繋がったのです。
音楽への愛が多くの影響をもたらす例ですね。
そして大原家の芸術保護に、絵画の他に音楽をも付け加えられた功績は大きいですね。
大原れいこさんが、倉敷を素晴らしい音楽の町にするという思いを更に推し進めてもらいたいために、このベヒシュタインのピアノを甦らせたと思いました。
是非これから、このベヒシュタインピアノで演奏をする方は、このピアノに纏わるストーリーと大原れいこさんの音楽への思いを十分に理解し、くみ取り、敬意と愛情を持って、大原精神を輝かせられる演奏を繰り広げてもらいたいです。