LiuMAERの三船です。
ルース先生の日本公演が近づいて来ましたが、近況をお知らせいたします。
ルース先生はやはりついている人ですね。
2月21日に急にサンフランシスコに行かれた後から、アメリカでも武漢肺炎が拡がり初め、サンフランシスコのピアノコンクールの上位入賞者への公開マスタークラスも大盛況で終了。
そのあと数週間滞在してから日本に飛ぶ予定でした。
しかし、その後からカリフォルニアとニューヨーク州に非常事態宣言が出ました。
サンフランシスコではいつもお弟子さん(台湾人)のメイドさん付きの豪邸に滞在しておられますが、今の所、衣食住は保証され、ウイルスからも隔離された状態で、毎日弟子のスタインウェイでみっちり練習しているので、実はまさに絶好調。
それでも一番大事なのは、先生の日本に来て演奏をする意欲が変わらないことです。
ルース先生の大冒険が有終の美を飾る事ができるかどうかは、トランプ大統領の外国への渡航禁止令がいつまで続けていられるか、そして、回りの「危ない日本に行くな!」の大合唱をはねのけられるか、にかかっていますね。
情勢を見て、ルース先生の日本公演の最終決定を4月の初めに行いたいと思っております。
いずれにしても、もしルース先生がずっとニューヨークにおられたら、今頃町の封鎖があったり、スーパーへ行っても食料などが買い占められてしまい、友人たちも外出を控えるので、ルース先生の面倒を見られない事になり、飢え死にの可能性さえありました。
音楽活動に邁進されたことが、自分の命を助ける事に繋がったので、ラッキーとしか言いようがありません。
4月7日の広島原爆ドームの側の公園での慰霊演奏会も、広島市から昨日使用許可も出ております。
うれしい事に、今の所演奏会の中止の問い合わせも私の所には来ておりません。皆さまのご期待に答えられるよう、全て予定通り準備を進めております。
このような千載一遇の時代に、「ルース台風」が「武漢ウイルス」を吹き飛ばす事が出来るのか、、歴史に何を付け加えられるのか、乞うご期待です!
三船文彰
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