新緑の眼にまぶしい季節となりました。
皆様、その後もお元気でお過ごしのことと存じます。
昨年のルース先生のサントリーホール・コンサートから一年。
この5月に、平凡社からルース先生の本が出版されることになりました。
きっかけは平凡社の社長、下中美都氏が(ルース・ファンで、ご自身も玄人はだしのピアノ弾き)昨年のサントリー・ホールコンサートの後、平凡社の「のこす言葉」の本のシリーズの中で、ぜひルース先生も取り上げたいという鶴の一声で企画が進む事となり、これまた筋金入りのルース・ファンの文筆家、大野陽子氏が一年かけて、台湾、サンフランシスとへの10日間に渡るルース先生へのロング・インタビューまでして、書き上げた超力作です。
この大ピアニストの生涯や藝術家としての心得、人生の教訓、などをルース先生ご自身の言葉で綴った珠玉の本となりました。(78歳から93歳の16年間の日本での出来事はいくいく私がまとめなくてはなりませんが)
中で登場する歴史的な演奏家との数々のエピソードは、何年の何月まで記憶
しているルース先生ご自身の言葉による正確な記録であり、貴重な写真と相まって、この本はこれから大事な文化遺産となっていくことと思います。
ぜひ書店、アマゾン、などでご注文いただければうれしいです。
(これぞ、という方へのプレゼント用にも、喜ばれること間違いなしです。)
それでは、どうぞますますご健勝のほどお祈り申し上げます。
三船文彰