先日岡山のルース・ファンの方がテレビドラマ「刑事コロンボ〜 殺しの序曲」の中でルース・スレンチェンスカのレコードを見つけました。トリックに使用したレコードプレーヤーをクローズアップしていくシーンで、その横の机の上にそのレコードが置かれているのを発見したのです。
これはデッカから1958年に出版された、ルース・スレンチェンスカのデビュー25周年を記念したアルバム。スレンチェンスカは6歳でデビューしたので、この時はまだ31歳。
1950年代にデッカから出版されたスレンチェンスカのレコード11枚がゴールドディスクだったため、音楽愛好家の家なら、一家に一枚あるくらい、ルース・スレンチェンスカのレコードはポピュラーだったので、実は驚くような事ではない、ということです。
素晴らし過ぎるテクニックとしなやかな心の感性、細部まで練り上げた作品の解釈が一体となった、繰り返し聴きたくなる名演奏。ゴールドディスクになるのも頷ける内容です。