当サイトの主宰、三船文彰が第79回山陽新聞賞の文化功労賞を受賞しましたのでお知らせいたします。1月14日に授賞式の予定です。
新聞記事内容
国内外のクラシック奏者を招き、岡山や東京で演奏会を100回以上手掛けてきた。曲目は自ら選び、音楽家の新たな境地を開くことに心を配る。「一流の音楽は聴く人に驚きと刺激を与え、人生すら変えることもある。そんな音楽の力を信じている」
台湾出身。 画家の父の下で3歳から楽器に親しんできた。14歳で来日して歯科医の道へ進む一方、チェロ奏者としても研さんを積み、岩崎洸氏、斎藤秀雄氏に師事。今も年10回程度、県内外の演奏会に出演する。
良い音楽に触れたい、と演奏の延長でプロデューサー活動を始めた。衝撃を受けたのが、2003年に台湾で耳にした、当時78歳の国際的ピアニスト、ルース・スレンチェンスカ氏(米在住)のショパン。磨き抜かれた一音一音にほれ込み、即座に来日公演を企画した。独自レーベルでのCD制作は19枚を数え、07年には醍醐桜(真庭市)下での演奏を実現するなど、珠玉の音色を届け続ける。
スレンチェンスカ氏と児童が交流する映像を見せてくれた。目を輝かせる子どもたちに「本物の芸術家に触れて、人間のもつ可能性を感じてくれたはず」と相好を崩した。
(赤沢昌典)